お疲れさまです!
少しでも多くの利益を求めて、ゆうちょから楽天証券に変えたヒコミツです。
金融機関は変更しましたが、ゆうちょで積立していた分のつみたてNISAは、売却せずにそのまま運用しています。
そこでいくつか疑問が浮上してきました。
- 積立を中止すると今後どうなる?
- 積立を中止しても信託報酬は取られる?
- このままほったらかし大丈夫?
- 売却するときはどう計算される?
検索しても、求めている答えが出てこなかったので、ゆうちょの投資担当さんに直接聞いて来ました!
筆者のつみたてNISA歴
【2019年5月~2022年11月(3年7ヶ月)】
ゆうちょでつみたてNISAを運用
【2023年1月~現在】
楽天証券でつみたてNISAを運用中
つみたてNISAの金融機関を変更しても運用(保有)は継続できる
つみたてNISAは原則1人1口座というルールがあります。
そのため、つみたてNISA口座の金融機関を変更すると、今まで積立していたファンドは積立中止・追加投資不可となってしまうんですね。
金融機関を変更する際には、今まで積立していたファンドを【売却する or 持ち続ける】の選択をします。
金融機関を変更しても【持ち続ける】を選択すれば、変更前の金融機関で20年間は非課税で運用を継続することはできます。
(追加投資は不可。保有し続けるのみ。)
私は【持ち続ける】を選択して、運用していくことにしたよ!
積立中止したファンドを継続して保有したら今後どうなる?
積立中止したファンドを保有し続けるということは、どのような状態になるのでしょうか?
- 株を購入したような状態になる
株を購入したような状態になる
積立を中止した時点で、投資総額と保有口数は確定されるので、株を購入したような状態になるんです。
実際に筆者がゆうちょで積立していた「つみたて先進国株式」で見ていきます。
毎日発表されるファンドの基準価額は、10,000口あたりの金額なので、単位を合わせて計算してみると…
投資総額 | 277,000円 |
保有口数 | 177,042口 |
10,000口あたりの価額 | 15,646円 |
単価15,646円の株を買ったような状態になります。
今後は、ファンドの基準価額の上がり下がりのみによって評価額が決まるという事ですね。
積立中止しても信託報酬は取られる?
信託報酬はファンドを保有している限り、毎日かかる手数料です。
積立を中止しても、売却せずに保有している限り、信託報酬は毎日引かれてしまうんです。
積立を一旦STOPしている場合でも、ファンドを保有していれば信託報酬はかかるよ!
信託報酬は自動的に引かれている
ファンドの基準価額は、信託報酬が引かれた状態で決められています。
つみたてNISAの場合、ファンドの基準価額は株と違って、毎日1回だけ更新されます。
その日の評価額(=基準価額×保有口数)が分かった時点で、すでに信託報酬は自動的に引かれた状態になっているので、後に信託報酬を徴収されることはありません。
信託報酬の求め方(概算)
信託報酬は自動的に引かれているので、払っている実感が湧かないんですよね。
おおよその金額くらいは把握しておいても良いと思います。
信託報酬には消費税(10%)がかかるので、それも考慮して計算してみましょう!
1日あたりの信託報酬の求め方は、1年間の信託報酬額を365日(366日)で割ればOK!
【1年間の信託報酬÷365日】
信託報酬(概算)の実例
実際に筆者が2022年につみたてNISA「つみたて先進国株式」でかかった信託報酬の概算を計算してみます。
1月の評価額 | ¥186,961 |
12月の評価額 | ¥320,092 |
信託報酬割合(%) | 0.22% |
年間の評価額平均が25万円程度だと、年間で600円ちょっと・1日あたり1.7円弱くらいの信託報酬がかかっていることがわかります。
積立中止したつみたてNISAは、このままほったらかし大丈夫?
先に述べたように、つみたてNISAの積立を中止すると、株を購入したのと同じような状態になります。
まずは保有ファンドの投資総額と購入口数から、積立中止したファンドの購入単価を割り出して把握しましょう!
毎日のように基準価額の変動を確認する必要はないと思っていますが、1~3ヶ月に1度は基準価額をチェックした方がいいでしょう。
基準価額が保有するファンドの購入単価ラインより上にあれば、利益は確保できるという事ですね!
積立中止したファンドを売却するときの計算方法
保有しているファンドを売却する前に、どれくらいの評価額になっているか1度確認してみましょう!
積立中止したファンドを売却するときの計算方法
計算式は基準価額に保有口数(単位は10,000口あたり)をかけるだけなので簡単。
基準価額はファンド(金融機関)のホームページを見れば、最新の基準価額が掲載されているので確認してみて下さい。
いつの基準価額が適用されるの?
売却するときの基準価額はいつのものが適用されるのか?という疑問が出てきますね。
売却するファンドの種類によって、適用される基準価額は変わってきます。
ファンドの種類 | 適用日 |
---|---|
日本国内市場に投資するファンド | 申込みの当日 |
海外市場に投資するファンド | 申込みの翌営業日 |
売却の申込み時点では、適用される基準価額はわからないんだね…
少しでも基準価額が祈るしかない!
売却申込みから3~4営業日後に、口座に入金されます。
口座変更で積立中止 その後はどうなる?のまとめ
つみたてNISAの口座変更をして、積立中止となった状態で浮上してきた疑問について解説してきました。
- 積立中止すると今後どうなる?
- 積立中止しても信託報酬は取られる?
- このままほったらかし大丈夫?
- 売却するときはどう計算される?
これらの疑問の答えをまとめると…
- 口座変更しても、変更前の金融機関で運用(保有)継続できる
- 株を購入したような状態になる
- 積立中止したファンドの購入単価を計算する
- 信託報酬は毎日かかる
- 積立中止したファンドの基準価額は推移の確認が必要
- 売却時の基準価額は申込み時点ではわからない
つみたてNISAは長期運用が基本なので、毎月コツコツ積立していれば、ある程度ほったらかしで大丈夫です。
しかし、口座変更で積立中止となると、「株を購入した状態」となります。
購入したファンドを売却せずに保有し続ける場合は、基準価額の動向を定期的にしっかり確認しておきましょう!
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