小さなお子さんや、小学生の子と一緒に路線バスを使ってお出かけする時、
『子供料金って、いくら?何歳からかかるんだろう?』
そんな疑問がでてきませんか?
- あまり路線バスを利用したことがない。
- 普段から路線バスを利用しているけど、子供と一緒に乗ったことがない。
- バスの子供料金のことがよく分からない。
そんなあなたのために、子育て真っ只中で現役路線バス運転士のヒコミツがお答えします!
「小児料金」は「大人料金」の半額。幼児は無料になる特例がある。
一度ザックリ説明しますね。
- 小学生は『小児料金』
- 『小児料金』は「大人料金」の半額
- 『乳児(0歳)』は無料
- 『保護者同伴の幼児』は2人まで無料
↑上記の4点さえ覚えておけば、ほぼほぼOKです。
路線バスの運賃は4つに分けられる
路線バスの運賃は以下の4つの区分があります。
- 大人(12歳以上)
- 小児(6歳以上12歳未満)
- 幼児(1歳以上6歳未満)
- 乳児(1歳未満)
幼稚園・小学生・中学生というように、
「学年」で覚えておくと分かりやすいよ!
それぞれ分かりやすく説明していきますね。
大人(12歳以上)
『大人は中学生以上』と覚えよう!
路線バス運賃の基本となる料金です。
対象は中学生以上。
*中学校1年生になる年の4月1日から適用となるので、注意して下さい。
小児(6歳以上12歳未満)
『小児は小学生』と覚えよう!
大人料金の半額です。
小学生が対象。
12歳でも3月31日までは小児料金が適用されます。
*小学校1年生になる年の4月1日から適用となるので、注意して下さい。
幼児 (1歳以上6歳未満)
『幼児は小学校入学前の子』と覚えよう!
保護者1人につき幼児2人まで無料です(幼児1人のバス会社もある)。
幼児3人目以降や幼児のみでのバスに乗る場合は、小児料金が必要になります。
*小学校入学前の3月31日までが「幼児」の区分になります。4月1日からは「小児」料金が適用されますので、注意して下さい。
幼児の料金は基本的に小学生料金と同じですが、無料になる特例があったりと、1番分かりにくいです。
後でもう少し分かりやすく説明しますね!
乳児 (1歳未満)
1歳の誕生日を迎えるまで無料です。
分かりにくい幼児料金の色々なパターンを図解で説明
小田急バスのHPに分かりやすい図が掲載されていたので紹介します。
多くのバス会社が保護者(大人もしくは小児)1人につき一緒に乗車する幼児2人まで無料としています。
ですが困ったことに、この無料になる幼児の人数はバス会社ごとに異なるんです。
『幼児1人だけ無料』のバス会社もあれば、『幼児全員無料』なんていう太っ腹なバス会社もあります。
首都圏だから、地方だからというような区分けでもないので、利用するバス会社に確認を取りましょう。
各バス会社のHPにも記載があるので、「○○バス 幼児 運賃」で検索してみて下さい。
バスに乗って料金を支払うときに、「幼児は○○人いるんですけど、料金はいくらですか?」と、運転士さんに聞いてもらっても大丈夫ですよ!
ちなみに、同伴する幼児と血縁関係がなくても問題ありません。
幼稚園の先生が園児と一緒にバスに乗っても、規定の人数分が無料になります。
路線バスに乗るときは、交通系ICカードがとっても便利
現在、ほとんどの路線バスで電車と同様に交通系ICカードが利用できるようになっています。
もちろん現金で支払うこともできますが、小銭を用意したり、自分の後ろに支払い待ちの列が出来てしまうと、焦ってきますよね?
交通系ICカードを使えば、機械に「ピッ!」とタッチするだけで終わりです。
複数人の料金もまとめて払うことだって出来るんですよ!
小児や幼児と一緒に乗って料金が分からなくたって大丈夫。
「大人1人・小児2人・幼児1人で乗ったんですけど・・・ICカードでまとめて払いたいです。」と言ってくれれば、運転士さんが人数の設定をしてくれます。
分かりにくい料金の計算をする必要もなくなるので、『交通系ICカード』はおすすめです!
今ではバスのお客さんの90%ほどが交通系ICカードを使ってますよ!
小児には子供用交通系ICカードがおすすめ!
交通系ICカードには、小児専用のICカード(小児用PASMO・こども用My Suica)があります。
電車やバスで小児用ICカードを使えば、わざわざ年齢の申告をすることなく自動的に小児料金で支払いが出来ます。
記名式カードなので、万が一紛失してしまっても、紛失の届け出をした時点の残高が保証されます。
塾や子供だけで遊びに行くときも、交通費分の現金を持たせる必要がないので安心ですね。
小児用ICカードの注意点
小児用ICカードには有効期限があるんです。
有効期限は『12歳になる年度の3月31日まで』。
要は小児料金が適用される小学校6年生までってことです。
中学校に入学する4月1日になると、小児用ICカードは使用不可となってしまいます。
4月1日以降に大人用ICカードへの切り替えが必要です。
春休み中なのでICカードを使用する機会が多くなると思います。忘れずに切り替えの手続きをしてあげましょう。
実際に春休みになると、小児用ICカードの切り替え手続きをしていなくて、バス料金の支払いで足止めされてしまう子供たちが多くいます。
まとめ
路線バスの小児料金も、一度覚えてしまえば難しいことはありません。
- 小学生は小児料金(大人の半額)
- 同伴者がいれば、幼児2人まで無料(人数はバス会社による)
- 交通カードで全員分まとめて支払える
- 小学生には小児用ICカードが便利
その他、困ったことや分からないことは運転士さんに気軽に聞いちゃいましょう!
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