お疲れ様です!ヒコミツです。
自家製干し芋作りの楽しさにハマり、早3年。
毎年寒くなってくるとワクワクして仕方ありません。
本職の農家さんから見たら、まだまだ干し芋作り初心者ですが・・・。
そんな初心者だからこそ見えてくる、干し芋作りの疑問。
色々と調べて分かったこと、実体験して分かった教訓など。
同じ疑問を持つあなたと共有していきたいと思います。
干し芋作りの疑問
自家製干し芋作りを3年間してきて出てきた疑問は以下の通り。
- 干し芋はいつ作る?最適な時期は?
- 雨降ったらどうする?
- 夜はどうする?外に出しっぱなしでいいの?
1つずつ解説していきます。
干し芋はいつ作る?最適な時期は?
12月以降が最適な時期です。
最適な時期を選ぶポイントは3つ。
- さつまいもがしっかり「糖化」できていること
- 最高気温が15℃程度であること
- 空気が乾燥していること
さつまいもを寝かせて、でんぷん質を糖質に変化させる「糖化」は1~2ヶ月くらい必要です。
さつまいもの収穫時期は9月下旬~10月下旬なので、12月に入ったころは良い感じに「糖化」が出来ているタイミングといえるでしょう。
収穫から1ヶ月寝かせたさつまいも、2ヶ月寝かせたさつまいも、両方を使って実際に干し芋を作ってみました。
結果としては、断然2ヶ月寝かせたさつまいもの方が、甘くてねっとりした干し芋が作れました。
気温や空気が乾燥していることも、重要な要素です。
気温15℃くらいを1つの目安としましょう。気温が15℃以上だと、カビが発生するリスクが高まります。
地域差はありますが、12月に入ると最高気温が15℃以下になる地域が多くなりますよね。
また、太平洋側では「乾燥注意報」が発令されるほど空気が乾燥してくるのも12月に入ってからです。
12月以降なら、さつまいもの「糖化」が進み、気温も下がり、空気が乾燥してカビの発生リスクを抑えられます。
よって、12月以降が干し芋作りには最適な時期となるんですね!
雨が降ったらどうする?
天気予報で雨マークがついてなかったのに、一時的に雨が降るなんてことはありえますよね。
雨が降りそうなときは、軒下や屋根のあるところに避難させて、芋が雨に濡れないようにしましょう。
室内に避難させても大丈夫です。
ただし、リビングなどは雑菌も多く暖房で温かくなっていると思うので避けましょう。
暖房の効いていない玄関や廊下など、少しでも温度が低くて風通しの良い場所にして下さい。
万が一、芋が雨に濡れてしまったら、玄関や廊下で扇風機の風に当ててあげましょう。
夜はどうしたらいい?外に出しっぱなしでいいの?
夜も外に出しっぱなしで大丈夫!
日差しがなくても、冷たい夜風に当たることで乾燥が進みます。
また、夜に冷やされた芋が昼間の日差しで一気温められるられると、水分が表面に浮き出てきます。
「まるで芋が呼吸をしているようだ!」とおっしゃっている農家さんがいました。
これを繰り返すことで、芋がしっかりとしまってくるんだそうです。
夜露や霜に当たると、雨に濡れたのと同じ事になるので、対策が必要です!
夜露・霜対策として、干し網の上部に袋をかぶせてみました。
中段や下段は風通しを良くするために、あえてそのままです。
こんな簡易的なものでも、十分効果がありました。
広めの軒下があるお家は、軒下に移動するだけでも大丈夫かもしれません。
まとめ
干し方の疑問のまとめ。
- 干し芋作りに最適な時期は12月以降
- 12月以降の気温が低く乾燥した日が続くタイミングを選ぶ
- 雨が降ったら軒下もしくは室内へ避難させる
- 室内では温度が低く風通しの良い場所を選ぶ
- 夜も外に出しっぱなしで大丈夫
- 夜露・霜への対策は必要(カビ対策)
これで干し方の疑問は解消できましたね!
美味しい干し芋作りのお役に立てたら幸いです。
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