家庭菜園を始めて4年目になりました。
1坪ほどの小さな畑で、気の向くままに野菜を育てています。
- 無農薬栽培
- 子供と一緒に作業する
約束ごとはこれだけです。
白ナスの苗を頂いたので、予定にはなかったのですが、プランターで育ててみることにしました。
白ナスって、どんなナス?
ところで、白ナスってどんなナスなのか。味も育て方もサッパリ分からなかったので、調べてみました。
白ナス なぜ白い?
ナスといえば紫色。でも、白ナスは字のごとく見た目は白色。
白ナスの皮には、紫色の色素である「ナスニン」という成分が含まれていないそうです。
「ナスニン」って名前、ちょっと可愛いですね。
可愛い名前だけれど、このナスニンが紫外線から果実を守ってくれてるんです。
アントシアニン系色素のポリフェノールの一種。
アントシアニン色素はブルーベリーやブドウなどにも含まれていて、聞いたことがある方も多いと思います。
抗酸化作用があるので、がんや動脈硬化、高血圧などの生活習慣病の予防に役立ちます。
眼精疲労をやわらげたり、視力の回復を助ける効果もあるといわれています。
このナスニンが作られず、葉緑素(クロロフィル)が形成されると、緑色っぽいナス「青ナス」となります。
「ナスニン」も「葉緑素」も形成されないと「真っ白なナス」が出来上がります。
この青ナスと真っ白のナスを総じて「白ナス」と言います。
要するに、紫色ではないナスのことを白ナスっていうんだね!
白ナスの特徴
見た目の色はもちろんのこと。白ナスは皮が厚くて硬いのも特徴です。
夏の紫外線から身を守るためのナスニンがないので、皮が厚くなったようです。
その反面、厚くなった皮のおかげで、果肉の水分をしっかりと閉じ込めることができます。とってもみずみずしく、加熱するとトロリとした触感になります。
流通量は少ない
スーパーでは紫色以外のナスって、ほぼないですよね?
白ナスは傷がつきやすく、見た目が悪くなるので、全国的には流通してないようです。
生産している方も少ないみたいですね。直売所みたいところでは、地元の農家さんが育てた白ナスが並んでいるのを見たことがあります。
栽培方法
基本的には、普通の紫色のナスと同じで良いようです。
というより、ヒコミツ家では、白ナスも普通のナスも全く同じように育てています。
- 大きめのプランター
- 野菜の土
- 園芸用支柱
植え付け
苗を頂いたのが 6月末。プランターやら野菜の土やらを買いそろえて、実際に植え付けできたのは7月上旬。
苗を2株植えるので、プランターは野菜用の【70㎝(横)×40㎝(縦)×26㎝(高さ)】大きなものを用意しました。
植え付けたら、プランターの下から水が出てくるまで、たっぷり水をあげます。
買ってきた土って、比較的乾いた土なので、結構な量の水を吸うんですよね!
整枝(脇芽かき)
白ナスも普通のナスと同様に野放しにしておくと、たくさん枝を作ろうとして、「脇芽」がたくさん出てきます。
その脇芽が枝となっていくんですね。
今回は2本仕立てにします。1番花の1つ下の脇芽は残す。それより下の脇芽は全て取り除きます。
脇芽の根元を手でつまんでポキッっとやれば、簡単に取れます。
この時、ハサミは使わない方がいいそうです。切り口から病気になることがあるらしい。
1番果の摘果と追肥
植え付けから1ヶ月ほど でナスっぽくなってきた1番果。
可哀想ですが大きくなる前に、採っちゃいます。
そのまま1番果を育てて収穫してもいいのですが、栄養分をまずはナスの枝葉を大きくするために、使ってもらいます。
2つの頂いた白ナスの苗、1つは青ナスでした。緑色から白色に変色するのかと思ったら、結局このまま緑色でした。
とってもキレイな白色をしています。でも1番果なので採っちゃいます。
追肥
1番果を摘果したところで、根が張っていそうなプランターの周りの方に化成肥料を追肥。
ナスは肥料が大好きな野菜なので、2週間に1度のペースで追肥するのが基本のようです。
初収穫
7月上旬に苗を植え付けてから約1ヶ月半。梅雨明け後の好天にも恵まれて、普通のナスより半月ほど早い期間で初収穫となりました。
ただ、枝の成長は普通のナスに比べると遅い。ナスの果実が土に付いてしまいます。
とってもキレイな色。特に害虫対策はしていないのですが、虫も傷も付かずに、良い感じの状態で収穫できました。
長ナスは25㎝ほどがベストのようなので、そのタイミングで収穫。
今回は次男くんに収穫のお手伝いをしてもらいました。
いつまで収穫できるのか?
初収穫後もナスの枝葉はグングン成長していき、すぐに次の花が咲き、実を着け始めています。
上手に育ててやれば、気温が下がり始める10月頃まで収穫できるそうです。
少しでも長く収穫できるように、大事に育ててあげましょう!
初めて白ナスを食べてみた感想
初収穫後、早速奥様にお願いして、今回は「焼きナス」で食べてみました。
聞いていた通り、中身はトロトロで、めっちゃ美味い!!
ただ、白ナスの皮はセロハンみたいな感じ。食べれないことはなですが、食べたいとは思えませんでした。
普通のナスは皮ごと食べますが、白ナスは中身を食べる野菜という認識のほうが良さそうですね!
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