お疲れ様です!
お疲れ様です!ヒコミツ(@HikomitsuTC)です。
毎年30℃を超える日本の夏。昔は夏でもエアコンなしで過ごせていたなんて信じられないですね。
夏の気温が上がるほど、エアコンもフル活用となるので、電気代もバカになりません。
そこで、節電にも効果がある「グリーンカーテン」をやってみませんか?
我が家もリビングの窓で毎年グリーンカーテンをやっているよ!
節電効果があるだけでなく、キレイな花が咲いて、見た目にも涼しくなります。
旬の食材も収穫出来たりしますよ!
グリーンカーテンは誰でも簡単に作れます。「涼」と「旬」を同時に味わいながら、暑い夏を乗り切りましょう!
グリーンカーテンの効果とおすすめの植物をご紹介します。
- 日差し差し込んで部屋の温度が暑い
- 夏の電気代を少しでも抑えたい
- 見た目にも涼しくしたい
グリーンカーテンってどんなもの?
グリーンカーテンとは、「ゴーヤ」や「アサガオ」などのつる性植物で、窓際などにつくる緑の日よけのこと。
ネットなどを使用して、植物の葉をカーテン状に育てていきます。まさに「緑のカーテン」。
分かりやすいネーミングですね!
直射日光をさえぎるだけでなく、窓の周辺の地面や壁からの放射熱を抑える効果があります。
森林浴とまではいきませんが、窓を覆うほどの面積があります。窓辺の緑を見るだけでも、疲れた心と体にリラックス効果が期待できます。
グリーンカーテンの効果は?
グリーンカーテンには、いったいどのような効果があるのでしょうか?
大きく分けると、以下の3つの効果が期待できます。
- 周辺・室内の温度が下がる
- 省エネ(節電)効果がある
- 地球温暖化防止に貢献できる
効果①|周辺・室内の温度が下がる
直射日光をブロックして温度が下がる
サーモグラフィーで見れば一目瞭然。
グリーンカーテンがある部屋の窓際と、グリーンカーテンのない部屋の窓際では10℃も温度差が生じることもあります。
平均的にみても、4℃程度は温度を下げる効果がります。
グリーンカーテンが熱をカットしてくる
日本には先人たちの知恵として、古くから日よけに「ヨシズ」を使った方法などがありますよね。
そのヨシズと比較しても、グリーンカーテンはヨシズを上回る日よけ効果があります。
グリーンカーテン・ヨシズ共に、隙間から太陽の熱が40%ほど通過します。
ヨシズは、ヨシズ自体に熱を吸収してしまい、そこから34%の熱を放出してしまいます。
結果的にヨシズは太陽の熱を26%しかカットできません。
これに対してグリーンカーテンは残りの熱をほとんど反射し、太陽の熱を60%カットできます。
(参考資料:中部電力 省エネ効果の実証)
環境省のHPによると、グリーンカーテンは80%の熱エネルギーをカットする効果があるとの記載もあります。
蒸散作用で冷やす
グリーンカーテン(植物)には、蒸散作用という周囲の温度を下げる働きがあります。
蒸散作用っていうのは……
植物が根から吸い上げた水分を、葉の裏から水蒸気として放出することだよ!
水は蒸発するときに、周囲の温度を下げる働きがあります。打ち水の効果と同じですね。
このおかげで、グリーンカーテン周辺の温度が下がって、涼しく感じるのです。
効果②|省エネ(節電)効果がある
グリーンカーテンによって太陽の熱がカットされたことで、エアコンの消費電力も減らすことができます。
実験によれば、グリーンカーテンが設置されてない状態と比べると、20~30%の節電効果のあることが実証されています。
(参考資料:中部電力 省エネ効果の実証)
また、7~9月の夏期3ヶ月間、南西及び南東のガラス窓面に2m×2mのグリーンカーテンを設置(合計8㎡)した場合、エアコンの消費電力量を228.9kWh削減する効果があるという試算も出ています。
これは契約中の電力会社にもよりますが、3ヶ月間で6000円弱の節約になる計算です。
(参考資料:緑のカーテンによる省エネ及びCO2削減効果の試算 横浜市環境科学研究所)
効果③|地球温暖化防止に貢献できる
地球温暖化は、大気中に存在する二酸化炭素などの温室効果ガスの濃度が上昇することが原因だと考えられています。
グリーンカーテンは光合成で大気中の二酸化炭素を吸収し、キレイな酸素を生み出してくれます。
また、蒸散作用によって周辺温度も下げてくれる。
さらに、グリーンカーテンを設置した建物のエアコン使用量は減少し、節電効果が期待できます。
- 二酸化炭素を減らせる
- 周辺温度を下げる
- 電気使用量を減らせる
グリーンカーテンにおすすめな植物3選
グリーンカーテンを作れる植物はたくさんありますが、特におすすめな植物を紹介します!
ゴーヤ
ダントツ1位で初心者におすすめ!
とても育てやすいです。
葉の密集度も高く、グリーンカーテンの能力としては最高クラスです。
実ったゴーヤを収穫して食べる楽しさもあります。
我が家も毎年ゴーヤでグリーンカーテンやってます。
採れたてのゴーヤで作るゴーヤチャンプルは最高!!
フウセンカズラ
可愛らしい実が特徴のフウセンカズラ。
成長も早く、グリーンカーテンに適した品種です。
3mくらいまで伸びていきます。
グリーンカーテンとしての役割が終わったあと、風船の中に出来た種がまた可愛い!
ハートマークが描かれた種が取れるので、最後まで楽しめますよ!
ひょうたん
真夏の暑さでも元気よく成長するひょうたん。
葉も大きめで、しっかり日差しをシャットダウンしてくれます。
実が大きいものや小さいものなど、さまざまな種類があります。
おすすめはミニひょうたん。
千成ひょうたんという種類で、10㎝未満の小型でかわいいひょうたんが鈴なりに実って、人気があります。
この他にも、収穫も楽しめる「きゅうり」「ミニかぼちゃ」「ミニすいか」なんかもあります。
キレイな花が咲く フラワーレースカーテンもおすすめ
ゴーヤなどは葉が生い茂り、グリーンカーテンの効果は抜群です。しかし、部屋の中の明るさを確保したい!外が全く見えなくなるのはイヤ!という方もいると思います。
そんな方におすすめなのが、フラワーレースカーテン。
レースのカーテンのように、程よく視界と明るさを確保できます。
おうちの中から見た景色の美しさは、心地良い心理的作用ももたらしてくれます。
フラワーレースカーテンにおすすめなお花
ここではフラワーレースカーテンにおすすめなお花、2種類紹介します。
サンパラソルジャイアント
大きな花と葉が特徴的なサンパラソルジャイアント。
太くて丈夫なツルをグングン伸ばしてくれます。
窓一面に咲くサンパラソルジャイアントは見ているだけでも心が癒され、葉と花のコントラストがとっても涼しげ。
暑い夏にぴったりのお花です。
脇芽を出していくタイプではないので、通常サイズの窓を覆うには、7個くらいの苗があると丁度いいです。
西洋アサガオ
小学校でもお馴染みのアサガオ。1度は育てたことがあるという方がほとんどだと思います。
アサガオには「日本アサガオ」と「西洋アサガオ」の2種類がありますが、フラワーレースカーテンに適しているのはツルが良く伸び大きな葉がよく茂る「西洋アサガオ」です。
摘芯をすることで、脇芽がどんどん出てきてボリュームアップできます。
葉の茂り具合を自分好みに調整して、素敵なフラワーレースカーテンをつくれますよ!
おわりに。
見た目にも涼しく、省エネ効果もあるグリーンカーテン。
地球温暖化防止に一役買ってみてはどうでしょうか?
費用対効果も十分に期待できます。
子供さんがいる家庭ならば、植物が成長しグリーンカーテンとなっていく様子を一緒に観察するのもいいと思います。
小学生や中学生ならば、夏休みの自由研究の題材としてもいいですね!
我が家は今年も採れたてもゴーヤを楽しみに、グリーンカーテンを作ります。
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